試作機の設計が完了しました。
2024年2月中に設計を完了させる予定でしたが、8か月以上も予定をオーバーしてしまいました。
せっかくなので、試作機の特徴を簡単に説明しようと思います。
大きさ、内部レイアウト、シャッターの3点に特徴があります。
まず大きさですが、バルナックライカ同等としました。
バルナックライカ同等の体積に、高倍率ファインダーと、1軸不回転3軸シャッターを
搭載することを目標に設計しました。
内部レイアウトに関しては、将来的な高倍率、高精度ファインダーの搭載を目指して、
ファインダーに割く体積を可能な限り大きくすることを主眼に設計しました。
結果として、本体の大きさはバルナックライカ同等ながら、ファインダーに割り振れる体積を
2倍以上にすることができました。
最後にシャッターですが、シャッタースピードの高精度化を主眼に設計しました。
従来の1軸不回転シャッターの構造を見直すことにより、
シャッター走行時に回転する部品点数を最小にし、フリクションロスの低減を目指しました。
また、先幕、後幕のスタート位置を揃える機構も搭載し、幕速度の走行特性も揃える設計としました。
今後、試作機の設計に関して詳しく記載していく予定です。